ya112の日記

とりあえず何でも書き出しています。

『苫米地 思考ノート術』は浅く広い本

 

 

今日の読書

『苫米地 思考ノート術』

 

出版:牧野出版

発行日:2010年1月7日

著者:苫米地英人

 

一言感想

ちょっと、私では有効活用できるアイデアがみつからないな。残念。

 

内容

「メモ」と「ノート」の概念をはじめに説明しています。

 

「メモ」

話の覚書のこと。キーワードだったり、文字情報だったり。

メモは、見返すことで、あとで知識の確認ができたり、

思い出せるようにすることが目的のもの。

 

「ノート」

情報に対して、ゲシュタルトを作っていくための

思考プロセスを記載していくもの

 

という感じで、「メモ」と「ノート」の概念を説明しています。

 

 

本書での「ノート」の認識を丁寧に確認して読み進めないと、少々話に混乱するかもしれません。

「自分の目的に合致していない本」、なんてことにもなります。

 

 

以降、ノートの具体的な書き方の説明が大半を占めています。

ですが、ここからがなかなか読みにくく感じました。

 

それは、

 

苫米地さんが紹介している様々な概念についての話が、

広く浅くちりばめられているからです。

 

ゲシュタルト、スコトーマ、コンフォートゾーン、ゴールなどといった、

苫米地さんではおなじみの話がたくさん出てきます。

 

「『ノート』の書き方」があくまでメインなのか、

それぞれの単語についての説明が少なくて、

いまいちわかりにくく感じてしまいました。

 

もちろん、苫米地さんはたくさんの書籍を出版していますので、

そちらを参考にして各単語を理解したうえで、

本書を読めば問題ないのだと思います。

 

しかし、

 

本書は、浅く広く情報が使っているので、「ノート」作りを通して、

それらの苫米地さん概念をつなげて使う様子を

具体的に感じることができます。

 

一見、抽象的な概念が実際にどうやって使われていくのか、

その一例を見ることができるのは、良い点だったと思います。

 

また、実を言えば、

 

この「ノート」は、たぶん、誰もが頭の中で考えていることであったりします。

(それを、自分のゴールにつなげる方法として、

見える形に具現化したことがすごいと思います。)

 

苫米地さんは「ご自身の頭の中の様子を書き出したものが本書」

というような趣旨のことも言っておられるので、

 

この方法を使っていけば、IQアップの秘訣もつかめるかもしれません。

 

ただし、発行年は2010年で少々古いので、

他の本も読んでみて、苫米地さんゲシュタルトを作って、

本書を検証することも気を付けたほうが良いかもしれません。

 

 

 

 興味がありましたら、以下よりご購入できます。

【中古】 苫米地思考ノート術 脳を活性化し人生を劇的に変える最強思考ノート /苫米地英人